ぱるるの教育批評

教育、受験、学校その他あれこれ

グローバル社会と教育とか

見よ東海の空明けて、と歌う小学生。東海林太郎の歌や小津安二郎の映画は日本文化である。

東海林太郎の歌を、時々カラオケで披露する。むろん下手である。 麦と兵隊、隅田川の類である。 愛国行進曲 東海林太郎 この歌は、小学校唱歌だったとしても可なり。歌詞が、やれ帝国主義だの、軍国主義思想だの言う輩は、もとより覚悟のない連中で、論ずる…

なぜマッチングアプリなのか。美男美女の結婚事情。

なぜマッチングアプリなのか。美男美女の結婚事情。 かつての生徒たちで、マッチングアプリで結婚した人が、増えている。才色兼備成績優秀、美女美男イケメンで、特段に、アプリの世話にならなくても、出会いは多すぎるくらいだったろうと思うが、不思議であ…

学校は躾の場ではない。子供の品位は、親の問題。コロナに飽きたら次は何。

学校は、学業を教えるところであって、躾をする場所ではない。「勉強は塾で、躾は学校で」と本気で信じている親がいる。性質(たち)の悪い冗談だろうと思っていたが、実際にいるのである。学校も学校で、「生活指導」という、わけのわからない名目で、喜ん…

ネット乞食と出版乞食。半世紀前の良書を耽読せよ。生きている者や金をせびる奴等の言説は、無視でよし。

ここ2回ほど、ネットを利用して金を巻き上げようとする、乞食どもについて書いた。今回で一応、完結とする。 題して、「ネット乞食と出版乞食。半世紀前の良書を耽読せよ。生きている者や金をせびる奴等の言説は、無視でよし」。 これを読んでわかる人には…

おせっかい教育は、競争を嫌う。オリンピックメダルとコロナ感染者数は、多いほうが嬉しい。

日本の教育は「おせっかい教育」である。または、甘ったれである。外聞屋である。事勿れ主義である。もちろん、「悪い事」はない方がいい。誰でも、無難に過ごしたい。 しかし、平穏無事な毎日は、実際のところでは、これまでもなかったし、今もないし、これ…

日本のシニアは不幸なのか。愉快な老後、これがまあ、終の棲家。

海外で長く暮らした某人曰く。 どうして日本人のシニアは、不幸な顔つきに見えるのだろう。 早朝でも夕刻でも、苦虫つぶして、虚空を見つめ、散歩と称するよちよち歩き。お決まりの病院通い。わけのわからない70過ぎの手習い。別に働くでもなし、金もあり、…

アメリカ大好き。ビル・エヴァンス。フィンランド礼賛、マスコミ、文科省の類。

コロナ騒動はさておく。あれはパロディでコロナごっこである、との認識に変わりはない。 以下、以前のお話。 ーーーーー 旅客来りて嘆いて曰くことには。 今でも、フィンランドの教育制度は、文科省や大学の「当局」では、人気のテーマなのだろうか。 いつも…

全員がフェイスシールドの学校。ここは『未来世紀ブラジル』 か。それともジョージオーエル『1984』か

なんともまあ奇異である。教室で、すべての子供がフェイスシールドをして、机に座っている図を想像してほしい。血の通った子供とは思えない。管理社会の小さな歯車または部品であり、まるごと管理されることを喜び、もはや、管理されていることすら忘れ、自…

オンライン授業、在宅授業のすすめ。教員の能力、評価システムとコロナ騒動の傷。

授業の目的は、子供の知性を高めることである。しかし、実際には、全然理解されていない。子供にではなく、教員に理解されていないのだ。 知性を高める授業とは、何だろう。授業前と授業後では、何かが変わった、向上した、と子供自身がはっきりと自覚できる…

休校に伴う保護者の休職に、助成金が必要か。新型肺炎に甘えるのがお好き。

子供が休むから親も休むというのは変なことである。しかし、なにがなんでも子供と過ごしたい、というなら、休むがいい。しかし、休んでいるのに、給料をよこせというのも変な話ではないだろうか。 その金は一体だれが出すのだろう。 税金である。左様、君の…

自宅待機の子供は自習するべし。ニュースコメンテーターやテレビ評論屋は、浮ついたテレビ芸人か。

市民なりの政治、国民なりの指導者、という言葉がある。政治家を批判し政府を非難し、為政者を馬鹿にしたつもりになっても、無駄である。彼が彼女が、議員であるのは、選挙民がそのレベルだからだ。議員も、国民のひとりである。国民以上の「政治家」がいる…

新型コロナウイルスによる休校要請をした政府。卒業式はどうなるか。教員や子供の本心。

政府が、新型コロナウイルス感染に対するために、全国の小中学校高校へ、期間限定の休校を要請した。要請とあるが、だれも逆らったりしない。学校というところは、権力には絶対服従である。 教育関係者は、この数週間、だんだんひどくなる、保護者からの疑問…

新型コロナウイルスと学校。教室でマスクをしない子が増えた。雪崩で死んだ高校生。

新型コロナウイルスは、感染力が強いという。ならば、すでに各学校、各教室で蔓延しているだろう。教室は密室である。冬季だから、授業中、窓を開放しない。密閉された空間で、誰かがくしゃみなり、咳をすれば、飛沫はほとんど全員に飛び散るだろう。感染す…

中高一貫教育の主役は、私立から公立学校へ。大学施設は介護施設になる。

長い間、私立の中学校や高校は、中高一貫教育が売りで、中学校に入りさえすれば、高校まで保証した。経営グループが大学を持っていれば、大学卒業まで面倒を見た。良い悪いではない。つまるところ、金である。商売である。 そこに公立学校が乱入した。都道府…

アクティブ・ラーニングはごまかし。言葉が躍る指導要領は、無駄である。

他の省庁に比べて、文科省のつらいところは、何かをやっているふりをしなければならないことだ、とある人が言った。 本来は暇を持て余して、あってもなくてもいいような役所である。しかし、極楽な毎日でも、文科省の職員として、給与は払われているのだから…

世界警察がないのに、核廃絶、恒久平和は可能か。相対善としての大国アメリカ。奴隷を楽しむも一興なり。

居酒屋にて、ある人曰く。 ーーー どうも困ったものである。 核なき世界だそうである。恒久平和だそうである。反核のうねり、平和国家、核拡散反対だそうである。綺麗事は、何とでもいえる。 治安維持に警察が必要なように、火事に消防が必要なように、ある…

嘘くさい「活発な授業」、学校から競争をなくして、学力を下げよう。 みんな一緒にお仲間である。

教員は、授業を、一方的な思い込みで判断しがちである。子供が、手を挙げていさえすれば「活発な授業」。子供の思いつきの発言にも、「発表が多かった」と満足する。隣の子供と無駄話をしていても、「子ども同士の交流があった」と喜ぶ。授業の目的が、子供…

競争は、子供の心を傷つける、だから止める。コンクールは流行遅れなのか。

昔々、聞いた話である。ーーーーかつて、コンクールの盛んな時期があった。小中高の生徒向けの、絵画音楽作文主張など、主催が官公庁や新聞社、各種財団、県、市、郡、ついには小さな町の名を冠したコンクールまであった。コンクールにはよく出た。当時は、…

若い世代の過激志向。オリンピックで無差別殺人。移民、留学生に大甘のおもてなし。

欧米に起こることはやがて日本でも起こる。日本にも、若い世代に過激志向が広まっている。というのは、真っ赤な嘘で、日本の若者は、過激にならない。良いことなのか。然り、極めて望ましく良いことである。 現状への不平不満の鬱積とその爆発とが、過激思想…

子育てに不安な親と、それに群がる商売人。他人や他国に甘えるのは、日本の国民性なのか。

子育てに、不安を持った経験のない親は、いないだろう。どんなに「良い子」でも、妙に変になる時期がある。 学校では、わが子はどうしているのだろう。 子供の成長は、教員によって大きく変わる。成長させてくれる教員は「大当たり」である。それほどでもな…

担任の当たり外れは、子供の進路を左右する、と。 授業参観は、子供の発表会ではない。教員の腕を見せろ。

子供は学校で学んで、学力が向上する。これは当然のようだが当然ではない。教員によって、子供の伸びが、ずいぶん違う。 知人の二人の子供(4年生と6年生)を例とする。 4年生の担任は、確固とした指導観を持っているようだ。子供たちに遠慮会釈なく学力向上…

小学校から大学院まで、教員の能力がどんどん下がる。大学や大学院はアメリカに行くのが吉。

日本では、小学校、中学校、高校、大学、大学院と、子供の年齢が上がるたびに、教育レベルが、下がっていく。教員の質が、小学校教員から大学院教員に向けて、どんどん悪くなる。不真面目で、いい加減な仕事ぶりになってくる。教員個人だけが悪いというわけ…

日本愚民化政策は、テレビと教育との、二つからである。

某人が言うには。 日本人を、小さな生活のささやかな平和ごっこの中に閉じ込めておくためには、二つのアプローチがある。1には、マスコミ、特にテレビと新聞とを使って、国民から批判力と論理的思考力とを奪う。2には、教育を不安定で筋の通らないものにし…

キャッチコピーがお得意である。言葉だけが先走る学校教育目標などなど。

学校教育目標の陳腐なこと、学習指導要領の中身空疎なこと、文科省のお得意が空虚な題目主義であること、みな同じ穴である 敗戦後、教育は常に改革という言葉とセットだった。自分たちは「改悪」なんか決してしない、という身の程知らずの傲慢である。政治屋…

私立中学高校の失敗。スーパーグローバルハイスクール、スーパーグローバル大学、すごいね。

某教員が、嘆息して曰くことには。地方では断トツに入学困難な私立中高一貫校へ、多くの最優秀(小学校では)な子供を何人も入学させたが、その後が、意外にも伸びていない。旧帝大系及び有名私大医学部に、学業優秀な子供が進学する傾向が強いが、彼の予想…

政治と教育は、別物とお思いか? オリンピックで転んで、泣く子供。

以下は、知人の話である。二十代から三十代の教員たちは、政治の話、特に近隣諸国と日本政府との外交について、全然興味がないようだ。中国韓国台湾云々の話題は、どんな会合でも、場違いとなる。どうも、外交だの憲法だの、チャイナ・コリアだのは、苦手と…

税も物価も高くなるのに、給料が低い。スマホピコピコな女子高生に読書を教える。

物価はどんどん上がっているのに、給料が上がらないどころか、下がっている。大の大人を捕まえて、時給950円だの980円だのは、人を馬鹿にしているとしか言いようがない。年貢としての税金は、年々増えているから、生活はますます厳しくなる。まさに、寒気で…

学校への匿名の意見は、無視すること。親の不平不満のはけ口に過ぎないことが多い。

教員の指導について、学校に匿名の意見がよせられることがある。貴重な意見として、教育活動の向上のために、直すべきは直していけばいい。しかし、この匿名というのが、曲者である。教育上の意見またはクレームと、学校は重く受け止める傾向がある。しかし…

坂本龍馬はテロリストなのか。教育は変わらない、変えてはいけない。

子供が変わった。社会も変わった。と、誰も彼もが、口を揃えていう。たとえそうだとしても、だから学校も変わるべきだ、というのは、ずいぶん変な話である。少々では変わらないのが、変えてはならないのが、文化伝統である。学校も一種の文化である。それが…

ミシュランの評価が嬉しくてたまらない。外国崇拝もいい加減にしないか。

日本人がやたら気にするPISAとは、OECDがやっている「国際学習到達度調査」のことをいう。到達度とか到達度評価、絶対評価なんて、現役の教員なら、馴染の言葉である。評価ごっこは、実に下らない「時間潰し」である。しかし、安上がりに子供を選別…