中学入試
某元教員が語ることには。 ーーーーーそれほど遠くない昔、学級の子供に、男子Xと女子Yとがいた。 両名とも学業優秀にして人格高潔である。なんて書くと、中島敦調風だが、ともかくも、よくできる子供である。 学級の子供の半数は、国立や私立に行く気であ…
中高一貫学校の入試問題は中学の教員が、高校の入試問題は高校教員が、大学入試問題は大学教員が作成する(ことがほとんどである)。 次年度の入試問題作成担当に決まった教員は、校務分掌を外される、または著しく減らしてもらえる。問題作成に没頭させるた…
中学受験が始まった。来月、2020年1月は、中高一貫校の受験日である。各中学を目指す子供にとって、連日、わくわくと興奮する時期である。 中学入試は、子供の楽しい娯楽であり、ゲームであるけれども、費用がかかる。家庭経済の事情で、受験ゲームができる…
某教員夫婦、曰く。 近頃の小中学生の顔がどうも変わってきている。たとえば、昭和の中ごろと終わりごろ、そして平成の最初と最後、学校で子供の顔を見ると、明らかに変化している。 一言で表すと、だんだんと希望のない顔になっている。暗い。幸せそうでな…
公立小中学校の学校選択ができるようになって久しい。この制度は、十分に定着したのだろうか。選択制は強制ではなく、地域によって異なるし、一度選択制を採用したものの、元に戻す例もある。学校格差が出るだの、教職員の負担増加だの、選択の理由があいま…
中学と高校とがワンセットで、いわゆる難関大学や国立大学医学部に多くの合格者を出す学校。これが小学生と、その親との、第一の目標であるらしい私立中高一貫校である。名門と呼ばれている。(国公立高は、今のところ分が悪い。東大合格率が最も高いのは国…
筑波大学附属小学校は、東京大学が、字義通りの「名門」かどうかはともかく、国立付属小の東大といわれる「名門」なんだそうである。 地下鉄茗荷谷駅の近くにある学校で、年に数回の研究発表会を開く。全国から熱心な先生方が集まって、授業を「参観」し「協…
筑波大附属駒場中高校の文化祭を見た。筑駒は、東京在住の、進学熱にうなされた親にとって、キラキラな男子校である。小学生の低学年をつれた夫婦が多かった。在校生の親もちらほら。 意外にも、小学高学年が見当たらない。小学5年生や6年生にとっては、あま…
かつて公立中学の噂は、よくなかった。公立中学校の生徒は、反抗的だ。素直でない。学力がつかない。高校入試で苦労する。教員は教科指導よりも生活指導に追われている。悪い仲間に引きずられやすい。ただでさえ、難しい時期なのに、親も子も不安はつのるば…
詳しい統計を見ていないけれども、近年は進学浪人する子供の割合が、少ないようだ。 浪人までして入るのは、またはそうしなければ、なかなか入れないのは、医学部や、皆さんごひいきの東大法くらいか。 わざわざ浪人までしていきたい学校があるわけではなし…
小学校の6年生の担任の影響は大きい。小学校に通う6年間のうち、6年生の時だけが特別ではない、と言えばわかりやすいだろうが、そうではない。1年生から5年生までどんなにひどい状況であっても、6年生の時の担任の力で、立ち直らせることできるからである。…
なんとか学校に入ったはいいが、学校が嫌になり、退学したり、退学させられたりする子供がいる。子供が中途で来なくなると、本人よりも、むしろ学校の評判を落とすことになってしまう。学校としては、最初から退学しそうな子どもを入学させたくない。特に、…
かつて、小学校から中学へあがるとき、公立中学では不安だという声が多かった。 いじめの蔓延、中学教員が思想的に偏向していること、学力が十分につかないこと、などの理由からだった。 しかし、近年、そういう親は少ない。平気の平左で公立に行かせる。そ…