ぱるるの教育批評

教育、受験、学校その他あれこれ

国語 日本語

現代文授業の要は問いの発見 読解指導の方法論 圧倒的な国語力

国語教科書を、古文や漢文のそれと区別するために、現代文と呼ぶことがある。現代日本語の文章だから、現代文なのであろうか。そのまんまで芸がない。 文章は、読み手が一読してたちまち理解させるように書くのが、書き手の義務である。ああでもない、こうで…

効果的な小論文指導はどうするのか 高校教員の悩み

小論文指導について。 高校教員が小論文指導で悩むのは、高校の教員としての能力が足りないのに、教員になってしまったことが原因である、と誰かが言った。たぶんそうだろう。 しかしそれでは、話が進まない。第一、真顔で能力を問うならば、高校及び高等教…

Youtube動画はゴミの山 先生こっち見てよ

某氏来たりて言うには。 車整備、モルタル塗り、ブロック積みの如きは、ネット動画のハウツーを利用しても、いいだろう。しかしながら、それ以外の一切、特に、学問思想の如き、政治経済社会現象の如き、批難愚痴自慢の如き、価値判断内面内心が関わることは…

中学校国語教員の「レベル」 付録・小学校高学年担任及び教科書会社

ある人来りて嘆いて曰く。 ーーーー 地獄から舞い戻ったような尾〇某のしわがれ声を聞いていると、コロナごっこを想起せざるを得ない。某は学者と言うよりは政治屋まがいの芸人で、テレビマスコミの売れっ子で、騒動の中心にいることが、嬉しくてたまらない…

教員レベルと子供の学力 講演会の知ったかぶり スマホ脳

教員志望者が減ってきているという。志望者が減れば、レベルも下がる。 女性にとって、教員はおいしい仕事であることには変わりはない。男女完全平等どころか、男性教員よりも優遇されていることが多い。 教職に人気がないのは、子供をおだて上げるあまりに…

小林秀雄の居酒屋 無視は最大の否定 国語 評論文 受験指導

コロナ騒動寸前のことだったか。 ある夕刻、某立ち飲み居酒屋で飲んでいると、隣の中年客が生ビールをあおりながら、盛んに記事初校に朱を入れている。社の机上ならともかく、帰りがけに一杯やりながら、左手にコピーをもって推敲とは乙じゃないかと、ひょい…

見よ東海の空明けて、と歌う小学生。東海林太郎の歌や小津安二郎の映画は日本文化である。

東海林太郎の歌を、時々カラオケで披露する。むろん下手である。 麦と兵隊、隅田川の類である。 愛国行進曲 東海林太郎 この歌は、小学校唱歌だったとしても可なり。歌詞が、やれ帝国主義だの、軍国主義思想だの言う輩は、もとより覚悟のない連中で、論ずる…

小屋の解体 中国に併呑 アメリカが善き。

作るのと同じく、解体するのも楽じゃない。敷地内の八畳一間の離れの解体作業である。2021年7月から始めて、年末までには、形をつけたつもりでいたが、空いた土地に、コンクリートを流して、土間を作るのが大仕事で、併せて、塀の一部の撤去と補強、植栽の移…

授業はゆっくりがいいのか。嫉妬、ジャーナリズム、お手軽な講演会。読解力と国語の授業。

ある人曰く。 人は、嫉妬から逃げることはできない。嫉妬のもっともわかりやすい例は、共産主義である。あれは、優れた人間、優秀な才能に対する嫉妬から生まれた陰険な思想である。 今から何十年か前、全国の大学の経済学部では、まことしやかに、搾取だの…

教科書の駄文。教員の授業力は、充実した教科書と明快なノートでわかる。

充実した教科書を使って、ちゃんと教えることができれば、一人前の教員である。そんな教員が多く在籍している学校が、立派な学校である。ところが、教員を云々する前に、肝心の教科書がお粗末至極なのだ。これほど教科書が駄目な国は、少ないのではないか。 …

ネット時代の詐欺師。十代で古典の読書経験がなければ、陰謀論や説教好きになる。

ある人来りて、嘆じていわく。 人は説教をするのも聞かされるのも、大好きで、上から目線で、何かを言ってもらいたくて仕方がない。 よくある「陰謀論」も、その類で、説教を拝聴して、嬉しくて、あなたは知らないが私は知っていると、思いたい。自分は人よ…

プリントに頼る授業は最悪。音読のない授業は最低である。

高校から小学校高学年に至るまで、相も変わらぬプリント地獄である。授業では、子供は教科書とノートを持てばよい(ちなみにIPADの類など不要である)。教員は、教科書とチョーク1本で足るはずである。 それがどうだろう。教員は、プリントを山ほど刷って、…

エリック・ロメール、友だちの恋人。話さないことは、いないこと。論理教育と言葉。

読書力、と仮に名付けようか。自分の判断で良書を選び、読んで内容を理解できる、というほどのことである。漫画や流行本や、三日後には忘れられるような雑文の類は、良書とはいわない。十年二十年百年千年残る名文で綴られた本を、良書という。 教科書から、…

真面目過ぎて損をする。国語教員の勘違い。king Gnu、宇多田ヒカル、miletなど。

国語は教えるのが難しいが、それ以上に、教員の愚かさが目立つ教科である。無論、愚かなのは、国語科教員に限らない。それを言えば、数日かかる。 教員は、すべからく中学高校生時代に、少なくとも一度は、学校の成績トップの経験が必要だと、以前のべた。理…

高校の国語科教員、試験対策お疲れ様。能力不足で挙動不審。

現職の教員は、仕事上の能力不足の人が多い。だからといって、教職に限らず、仕事に必要とされている能力を持った人がどこにいるのか、どんな職業があるのか問われると、答えに窮する。 国政に顕著だが、政治関係で食する人を筆頭に、どのような仕事でも、能…

新型コロナウイルスは、マスコミと公務員が仕掛けた大博打である。 スマホピコピコさんに、コロナ「危機」を授業できるか。

知人嘆いて曰く。 だれもが気づいているだろうが、新型コロナウイルス騒動で、いちばん利益を得たのは、マスコミ関係者である。具体的にはテレビラジオ新聞雑誌、ネット業者、それらに駄文を売って稼ぐ連中。コロナを話題にしさえすれば、金が入る。これほど…

「難問題」も笑って解ける。入試問題作成、ご苦労様である。読書量と質。

中高一貫学校の入試問題は中学の教員が、高校の入試問題は高校教員が、大学入試問題は大学教員が作成する(ことがほとんどである)。 次年度の入試問題作成担当に決まった教員は、校務分掌を外される、または著しく減らしてもらえる。問題作成に没頭させるた…

音読を忘れた学校。音読指導は学習の基本であり、教員の必要条件だ。

近頃、小学校現場で、音読をさせることが少ない。というより、皆無である。これは、音読で育った世代が、現役学校教員として、完全に死に絶えたからである。もはや朗々と子供が本を読む声が、学校の教室の窓から聞こえることはなくなった。今後もないだろう…

国語嫌いを増やす国語教科書。お粗末な学校図書館。大半の本は、ゴミである。

国語の教材には、日本の古典、漢文の他に「現代文」がある。明確な定義はないが、明治以後の文章のことであろう。教材の現代文は、よい文章ばかりとは限らない。つまらない文章がある。これでも日本語かと疑うような、ひどい文章もある。その文章を細切れに…

夏休みの課題は、無駄なプリントでいっぱい。海外旅行、海外赴任もネットで満足。

2019年7月末日現在。 現役の教員の多くは、夏休みに突入である。昔々、夏休みが近づくと、職員室では、教員たちの、ハワイだスペインだカナダだの、旅行の予定を言いたい放題だった。子供は子供で、9月の新学期になると、どこそこに行った何を買って帰ったと…

自分を見せたいのは、みんな同じ。夏休み、教員の執念、スマホでピコピコ、テレビ芸人、貧乏国家。

旅客来りて嘆いて曰く。 夏休みは、子供は学校に行かない。ならば、こちらから出向いてやる、とばかりに、「学級だより」のプリントを、夏休み中、毎朝、届けてくる教員がいた。雨の日も風の日も、自転車で学級の子供たち全員の家のポストに投函してくる。そ…

教員が授業で悩むこと。過剰な準備と提出物点検の無駄。お疲れ様である。

過日、東北某県の市立中学教員と話をしていて、当方も内情を知らないわけでもないから、朝からジャージ着て笛吹いていればいいのだから気楽なものだろう、と言うと、まったくその通りですと答えた。中学教員になって以来、ずっと担任をしているとのことであ…

学年トップの教員。授業で子供の何をどう伸ばすのか。読解の方法論。

授業で、子供の、何を、どのように、どう伸ばすのか。 困ったものである。教員が自分の仕事でこんなことに悩むとは、実に遺憾である。 授業は、子供の学力を上げればいい。つまりは、授業前よりも授業後のほうが、当該教科の理解、認識、意欲、知識が増えて…

英会話は無駄である。英語を選択制にして、日本語を徹底せよ。マライヤキャリー。

東京でオリンピックの予定である。何かと騒がしい。おもてなし英語とやらで、英会話ごっこのパレードである。 日本人の英語力は低いというが、統計など持ち出さなくたって、我が身を振り返れば、すぐわかる。嫌々とはいえ、十年以上も学校で英語を学んできた…

北方領土を、戦争しないで、取り戻せるのか。教育と政治と古典の暗唱と。

戦争の結果とられた領土は、戦争しなければ取り戻すことができないのが道理である。もし戻るのなら、それ以上の対価を、相手国に払ってのことである。国家間の戦闘行為よりも、もっと大きなものを払うなんて、よほど法外である。すなはち、失った領土は戻ら…

小論文指導の、簡単な方法とは何か。その続きである。

小論文指導について、すでに書いたと思うが、その続きのようなものである。 対象年齢によって、変化はない。小学校5年生から大学院まで、テキトーに変化させて指導すればいいだろう。 簡明簡潔有効な小論文の指導方法は、次のごとし。子供が書いた文章400字…

内容のない講演会。授業で子供に発表させるときの諸注意。

授業では、子供の発表が流行りである。小中学校で多い。国語や社会科等では、題目はいくらでもある。プリントを自作したり、模造紙に大きく図を描いて示したりする。発表のために、調べたり、資料を作ったりする時間が、一番楽しそうである。 子供に限らず、…

テレビやラジオは日本語の敵である。他人の意見を遮る「討論番組」の芸人。 大学院の怪談。

あのNHK等のテレビ放送。 そこから流れ出す日本語の卑しさ、不快、劣悪にして唾棄すべき音声、言い回しのごみ溜め。明快に落ち着いて話すと、内容空疎で出鱈目なことが、ばれてしまうからだろう。口角泡を立てて慌ててしゃべり続ける。煩い。やかましい。下…

優れた小論文指導を受けることは、できない。ならば、自学自習である。その方法とは。

前回、小論文指導について書いた。続きである。 簡明簡潔有効な小論文の指導方法は、次のごとし。子供が書いた文章400字を、15秒で理解して、直すべきところを瞬時に見抜いて、妥当解を赤ペン及び口頭で指導する。すぐに書き直させる。1回の指導は長くても3…

国語ができる子は、才能で解く。答えが透けて見える。高校国語科教員の悩み。

何度でも言うが、高校教員は、おおむね今の立場に満足して、それなりに楽しんで仕事をしている人が、小中学校の教員に比べて多い。したがって、教員職をエンジョイしようとするのなら、高校教員が最善の選択である。大学教員は、教員というより趣味人だから…