ぱるるの教育批評

教育、受験、学校その他あれこれ

優れた小論文指導を受けることは、できない。ならば、自学自習である。その方法とは。

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前回、小論文指導について書いた。続きである。

簡明簡潔有効な小論文の指導方法は、次のごとし。
子供が書いた文章400字を、15秒で理解して、直すべきところを瞬時に見抜いて、妥当解を赤ペン及び口頭で指導する。すぐに書き直させる。
1回の指導は長くても30秒以内に終わらせる。
1授業時間の中で、何度も書き直しを繰り返させる。

教員は全身全霊、能力フル回転で向かわなければ、このような授業はできない。
文章を適切に添削推敲するのは、中でも瞬間的に最高の内容を指導することが可能な教員は、非常に限られてくる。教員百人に一人、千人に一人である。
だから、教員には、当たり外れがあって当然で、これは仕方がないことである。

どうせほとんどが外れなら、子供は自学自習するしかないのだろうか。 
たぶんそうだろう。
あなたが、教員だか、子供だか、もの好きな人だかは、想像できないが、まあ、学生または生徒だとしようか。つまりは学習中の子供である。
あなたが、優れた教員に当たる可能性は、ほとんどない。
だから、学校授業だけでは不安で、予備校だの塾だの通信教育だのの類で、小論文対策をしようとするのだろう。そんなことで、効果がある、またはあったのならば、お目でとう。

 

自学自習は簡単である。次のごとし。

文章はリズムである。読んで心地よいのは、読み手の理解が文章の速度と一致しているか、またはほんの少し先を行く場合である。
小論文の合否判断をする採点者は、数枚を読むのではない。何百枚何千枚である。だから、読み手を立ち止まらせたり、内容理解を遅れさせたりするようでは、駄目である。
自分から好きで読んでいるのではない。仕事で読んでいる。
こいつの文章は、設題に対して妥当かどうかだけに興味がある。
ならば、採点者のレベルに合わせて、求めているものを、半開きの口に投げてやればいい。

「口に投げる材料や料理方法がわからない」と、君は言うのか。
そんなわけはない。設題というものがあるじゃないか。設題は、ほとんど回答と同義である。
これ以上は言えない。君の読書レベル作文レベルによって、自学自習の方法は微妙に変わる。
すでに回答は述べた。