作るのと同じく、解体するのも楽じゃない。敷地内の八畳一間の離れの解体作業である。
2021年7月から始めて、年末までには、形をつけたつもりでいたが、空いた土地に、コンクリートを流して、土間を作るのが大仕事で、併せて、塀の一部の撤去と補強、植栽の移動や植え付けを要する。
母屋からの見晴らしが変わったので、家具の選別や配置が変わってくる。その他諸々のするべき事々が、日々に増え続ける。
素人が一人でするのだから、作業が要領を得ないのは当然だが、1年以上も手間取るとは、考えてもみなかった。
家人は屋根瓦を外している私を見て、動画を撮ってみたら、と提案したが、作業する本人には余裕がない。しかし、今にして思えば、一連の作業を録画していたら面白かっただろうと思うが、後の祭りである。
話は変わる。
コロナの話題も完全に飽きた。しかし、マスコミ宣伝はやり放題だから、感染者がどうのこうのと、金の生る木を手放さない。勝手にしろ。
スマホの使用者の増大に比例して、「情報」らしきものが増え続ける。臭きこと厠に忘れる。ごみの中に暮らせば臭いが気にならなくなる。偽情報の塊なのに、簡単に信じる。自分で考えたくない。調べたくない、勉強したくない、流れの中につかりたい。マインドフルネスになりたい♪~。
先日、2000年生まれは阿呆が多いです。と穏やかならぬ言を吐いた人がいた。本人も同年1月の生まれだという。思い当たる節もあるのだろう。
さて、書籍というか、本屋に並ぶ本(といってよいのかどうか。あれは紙屑ではなかろうか。怪訝に思う向きは、実際に本屋に行って眺めるがいい)を購入する人が、いるとは驚きである。一瞥の値打ちもない(と思うのだが)促成本を、なぜに、買うのか。売るのか。それが「文化」であるらしい。そして現に文化である。石炭屑が多ければ、ダイヤは、隠れるが、ともかくも探せばどこかにあるのだろう。紙屑の中にも、読むべき本はどこかに隠れている。さすれば、本屋の意味もあるのだろう。
座ってじっくりと定評のある古本を読まないようでは、やがて日本が中国に併呑されることは当然であろう。それにしても、たぶん、百年はかかるだろうから、現在の我々には関係のない話ではある(と思いたい)。
アメリカは、世界のビッグパワーで、世界の中心である。米国は、先の大戦以来、日本を支配し利用しているが、日本人は、自ら制御能力がないのだから、米国に、このまま追従すること以外選択肢はない。アメリカのご指導の下に立ち回る方が、日本国民は、安定した毎日が送れることだろう。
以上のような話を、新進気鋭の若い人と話をした。大体、同様の結論になった。
初出20220719
改訂20230826