ぱるるの教育批評

教育、受験、学校その他あれこれ

医学部は偉大なり 職業選択の不幸と受験ゲーム

某人曰く。

男の幸せは男にしか分からず、女の幸せは女にしか分からない。

男の幸せは職業にある。多くの不幸は、職業選択に原因がある。男は仕事で悩む、仕事に迷う。そこに、すべての不安不幸不吉不足不便不測不適不遇不満の原因がある。
さて、男の職業で最高は医者である。

医者の子は、職業選択を迷わない。医者は代々医者である。医者は家業であり稼業である。
子供にとっても、親にとっても、職業が生まれたときから決まっていることほど、嬉しく安心できることはない。
よって、効率よく、学校選択ができて、学業をどうやらこうやら終えて、通例通り、医者となる。


人性の不幸は、職業選択の失敗からくる。というより、何が自分にとって、適正かつ妥当かつ最適解なのかが、分からないことにある。

奴隷は生まれた時から、奴隷である。奴隷は、自分が奴隷以外のなに者でもないことを知っている。だから奴隷であることに疑いがない。一生奴隷であることに満足して、そして死ぬのである。「奴隷の幸せ」である。

奴隷も、医者も、職業選択を迷わない。間違わないということが、一番大切なのである。
医者は仕事として、かなりよい。むしろ、最高と言ってよい。

人は自分の命が惜しいから、生命健康を害する病気や怪我を、何よりも、恐れている。さあ、そこで医者の出番である。
人々が、医者を大切にし、ありがたがるのも、無理はない。あなたを生かすも殺すも、医者次第であるから。

この、安全安心快楽富貴敬意を確実に得ることのできる医者とは、なんとありがたい職業ではないか。その仕事が、生まれた時から約束されているのである。

男の不幸は職業選択のミスにある。女の不幸は女が語ることだろう。

とか云々。

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さて、極端な話はさておいて、受験ゲームの調子はどうだろう。
中学高校大学等の入学試験は、一種のゲームであることは以前書いた。ゲーム選びと、その勝敗とは、後の人生に大小の影響を与えることは、間違いない。

並の凡才なら、医学部が、やはり固い。二浪までなら、全然余裕で後々、ペイできる。
いや、事情が許せば、そして、この件に関しては、あらゆる事情は許されるべきだと思うが、3浪までしてでも、医学部に入った方が、知人の言を待つまでもなく、吉であろうと思われる。