ぱるるの教育批評

教育、受験、学校その他あれこれ

大学経営は、笑いが止まらない。中学や高校を卒業したら、就職しよう。 外国人を買う必要はない。

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高校や大学の偏差値操作の続きである。

某日某所で、某私立中高等学校の校長が小声で言うことには。
実は本音のところ、本校の将来はとても暗い。十年先はどうなるだろうかと思っています、云々。
私にまでうっかり漏らすくらいだから、入学志願者数の激減または逓減に、まいっているのだろう。
自業自得である。

さて、偏差値操作は何のためにするかといえば、もちろん、学校存続のためである。評判である。金儲けである。
しかし、親も子も、どうせ「まあまあ」の学校だと観念している。我が子に見合った進学先であり、どうせ区区たる学校、または運よく入れた学校である。偏差値の数ポイントなど、気にしてはいない。

誰が気にするかといえば、当該校で職を得ている教員らである。小さなプライドを満足させるために、または失職の恐怖から逃れるために、数ポイント上の学校を嫉妬し、下には優越感を持ちたい。

しかし不思議なことに、どれほど将来が暗く見える私立学校も、経営者から見ると、ぼろ儲けができるホクホクの金の生る木である。
まして、運よく世間の評判の下がっていない、または上昇中の私立学校なんて、空前絶後の利益率である。

かにかくに学校経営は、守銭奴にとって、安全確実な手管である。
保護者から受験料、入学金、授業料等が、各種団体組織から補助金と称する莫大な金が入って来る。もう笑いが止まらない。

一般企業が内部留保云々で糾弾されることがあっても、私立学校に流れ込む金の動きは、実際のところ調べようがない。

私立の中高等学校なんて、まだ可愛いもので、いわゆる大手の有名ブランド大学になると、その出鱈目ぶりは、恐ろしい。
私立大だけではない。数ある国立大学の中身がお粗末至極なことは、あなたもよくご存じだろう。

社会の仕組みが、大卒を大事にするという。
悪い冗談である。4年制大学を出たといっても、ただの「ぼんくら」か、それ未満である。
その証拠に、就職では、身売りの奴隷よろしく、各種会社に希薄なシートを何百枚も送り付けて、職を求めてうろつく放浪者に似たものではないか。
4年またはそれ以上の期間、大学に多額の授業料を納めて、その挙句がこの体たらくである。

大学の価値は、経営者及び給与を得る教職員には、少しはあるだろう。
しかし、親と子供、学生にとっては、無駄の極地であり、諸悪の根源である。即刻、解散撲滅消失させるのが、お国のためである。

日本人の学校神話も、そろそろいい加減にしたらどうか。
公立の小中高校を出たら、さっさと職に就かせたらどうか。外国から、ややこしい人間を買う必要もない。
大学は、社会的必要及び個人の資質と意欲とがある、ごく少数の者が行くかもしれない場所である。多くの子供が、無駄を承知で通ったとしても、時間と金の浪費である。
何より、大学には本来の教員がいない。授業がない。学問的競争がない。

日本の大学経営は、巨悪の塊なので、小さな文章で言えるわけがない。おいおい話すこともあるだろう。