ぱるるの教育批評

教育、受験、学校その他あれこれ

文科省の外国崇拝。徴兵、ヒラリー、トランプ大統領。

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親の小言と冷や酒は後で効く、というが、近頃の親は、小言を言わない。言ったとしても、愚痴である。小言をしようにも、その自信がない。


何事かを言うには、物の道理を知らねばならないが、そもそもの道徳や常識がぐらついている。
人種のカオスのアメリカですら、宗教と建国の精神(のようなもの)が、国民をまとめる支柱となっている。

日本は、歴史が長い。人種も単一といっていいだろう。日本人同士お互いに、なんとなく信頼(のようなもの)で結ばれている。分かり合える気がするし、実際、ある程度まで分かり合えている。人間関係が、大きく崩れない。

いつ崩れる時が来るのだろうと怪訝だが、根幹はすでに崩れているから、このまま腐るだけだと、誰かが言った。
戦後の日本の教育は、伝統文化の尊重よりは、グローバルで、英語第一主義で、中国が好きで、ついでに韓国も好きで、ソ連におどおどし、アメリカ様には永遠の忠誠を誓った。
 それが悪いとは言わない。日本はアメリカのように、諸外国をコントロールできないし、する気もない。誰かに支配されるのが大好きである。その方が安心である。
 
どうせ、犬になるなら、アメリカの犬になるのが幸せだ。同様のことを、岡崎久彦宮澤喜一も、言っていたと記憶する。「お国」のための本音だったのだろう。
日本は、自らが立つ国ではない。他国の指揮下で、幸福に暮らす国である。

ところで、周知のように、日本には、大学が多すぎる。
ほとんどの大学は、学生の遊技場であることは、すでにご存じだろう。今回のコロナごっこでは、お遊戯もできずに、概念上の在籍確認の場と化した。
大学教員は、時々は、何々研究会と称する無為な会合を、飽きもせず開くふりをしていたが、それすらなくなって、今は自宅で遊ぶ毎日であろう。
 
このようにして、子供らの、高校卒業後の貴重な4年間は、無駄に過ぎていく。大学は、社会に出る前の、猶予期間だという意見もあるが、あんまりである。
そんなに猶予があるわけがない。すぐに世間という煉獄が待っている。
 
景気のいいときは、モラトリアムだとかなんとか、下らない理由をつけて、極端に歴史の短いアメリカで、一時流行ったエリクソンの類を引用して、喜んだ。
今は何が流行りだろう。フランス流も飽きられた。都合が悪くなると、ポストモダンの類を持ち出す。または、ルネサンスなどと叫んで復古に流される。流行歌と一緒で、賞味期限がいずれも少ないからだろう。

ここは日本だ。ここで考えろ Hic Rhodus, hic salta。

いっそのこと、日本も、18歳から2年間、徴兵をしたらどうか。
2年間の訓練は、青年の心を多少は強靭にして、自己省察の機会を確保する。日本人の素養を、優れて伸ばすことになりはしないか。もちろん、その間、高給をくれてやれ。資格も存分に取らせてやれ。
しかし、日本の徴兵訓練制度は、世界中が反対するだろう。世界は、優秀でリーダーシップのある日本人を求めていない。むしろ恐れる。
日本を、金を巻き上げる対象にしか、考えていない。
これが健全な世界というのものだ。せめて外人の心根を知っておけ。
 

以下、4年前の記述の引用。
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トランプのアメリカ大統領選勝利は当然である。
トランプが勝つことは、決戦選挙の何週間も前から予想できた。
後知恵で言うのではない。
クリントンのやってきたことを知っていれば、当然予想できるはずである。
中国から莫大な裏金を得てきた夫婦である。この上、女房まで大統領にするわけがない。
クリントンのチャイナスキャンダルを知らないとしたら、阿呆である。そこまでアメリカ国民を馬鹿にしてはいけない。

マスコミは所詮、損得で動く。
アメリカのマスコミも、当然ながら日本のマスコミも、そして現日本政府も、ヒラリーに頭が上がらない。すべてヒラリー有利との報道をした。そしてヒラリーを応援した。
ヒラリーに勝ってもらわなければ困る。
一方、アメリカ国民は、そうは考えない。金銭的に汚くて真っ黒のクリントン一家を支持するわけがない。トランプの一見、豪快そうな雰囲気に賭ける人も多くいた。
これしきの事を予想することができないで、何がマスコミだろう。
日本の報道の見識を疑う。
結果が出てから、いかにもトランプ勝利が意外だったかのように装う。
どこまでも、マスコミの連中は、卑しく愚かである。定見はないくせに、やたらと外国の尻を追いかける。

ついでに言えば、文科省は、教育構造(改革)の模範として、フィンランドを目標にしている。
愚かである。フィンラインドの人口、地域条件、生活形態を調べてから、ものを言え。
国民性が違うというよりは、フィンランドは、人口520万人、人口密度はキロ平方あたり、たったの17人だ。狭隘なアジアの島国とは、条件が違いすぎる。
文科省の発想は、常に、場当たりである。哲学がない。
一時の流行、思いつきに左右される。
文科省の連中を、一度、全員リストラしたらどうか。
なんなら代わりの人選をしてやってもいいぞ。探せば、少しは、国民に益あることを計画し実施できる人間も、いることだろう。
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