ぱるるの教育批評

教育、受験、学校その他あれこれ

学校給食が子供の味覚を破壊した。武漢ウイルス(新型コロナウイルス)ネタとオンライン授業ごっこ。

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武漢ウイルス(別名 新型コロナウイルス)騒動で、いつ果てるともない報道合戦が続く。テレビ視聴率は、空前絶後に跳ね上がっている。テレビ各局、報道業関係者は嬉しくってたまらない。彼らは、コロナ騒動が続くことを願っている。そのためには、コロナウイルス関連のネタを、大声でさも真剣気に、叫び続けることである。

ついでに言えば、都道府県知事等、地方自治体長が、存在感をアピールしようと、自己宣伝に余念がない。衛生局長あたりに発表させればいいものを、自分が自分がと、しゃしゃり出る。お前はテレビタレントなのか。いい加減に引っ込んでいろ、と怒鳴りつけたいが、なんのことはない。当人自ら芸人であることを、とっくの昔から承知しているのである。

さて、本題である。

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戦後、学校給食が始まって、学校は託児所と化した。

食べることは、人間の基本である。その基本を学校が丸ごと面倒を見たものだから、各家庭は、学校に、我が子を丸投げしてかまわないと勘違いをした。
食べることぐらい、家庭で面倒を見るべきである。それが親の最低限の務めだろう。
どの親に尋ねても、学校給食廃止に賛成する人は、めったにいない。
逆に、行政関係、特に財務関係者は、口をそろえて学校給食はすぐに止めたいと考えている、という。
だが、母親には選挙権がある。彼女らが、学校給食で楽をして、にんまりだから、議員も、おいそれとは動けない。


学校での子供の昼食を、すべて母親に作れとは言ってない。どうせ無理なんだろう。

家庭の責任で、子供に自由にものを食べさせてやれ、味のあるものをたべさせてやれ、と言っているのだ。
弁当でもいい。地域の料理屋からの出前でもいい。あるいは、私立学校が得意とする校内食堂を作ってもいい、ともかく、食に関して、学校が強制的に子供に一律に押し付けるな、と言いたいのだ。

学校給食は、家庭から、子育ての大切な第一歩を奪うことになる。それのみならず、日本国民の味覚を破壊して、コンビニ弁当並みの味しか知らない人を、量産してしまう。

学校給食は、味付けに問題があるけれども、それ以上に、無理強いして、食べさせることが、もっと悪質なことなのだ。

食中毒はタブーだから、献立は限られる。油料理、揚げ物が定番である。調理施設、費用の点からも、偏った内容にならざるを得ない。

それを無理やり強制して、子供に食べさせるのである。
子供の味覚は駄目になる。

もっとも、コンビニにとっては、うれしいばかりである。パック詰めの即席弁当の類を、違和感なく食べることのできる人間が、おかげで増えた。

食べる環境も絶悪である。チョークの粉が舞い、天井から埃が落ちてくるような教室で、わいわいざわざわ、食べさせるなんて、およそ非人間的である。

腰抜け政府は、何かと言えば、外国へは大金をくれてやってるが、国内の学校を建て直すことは、意地でもしない。
政府関係者は一応のエリートである。塾やらコネやらなんやらで、名のある中高大学を経て、同じくコネ(例外あり)で就職した連中である。一般公立学校を蔑視している節がある。

子供の中には、どうせ、優秀なやつ(いればの話だが)なら、どちらにしても這い上がってくる。
その連中は、中学あるいは高校、遅くとも大学からは、特定校のエリート集団に入ってくるだろう。それからでも、うまみを味わえばいいと考える。つまり、おいしいところは、お仲間になってから味わいましょう、ということだ。

だから、一般の公立小中学校はどうでもいのである。汚れた教室で配合飼料のような「学校給食」をあてがってやればいい、と考えたのだろう。
これでは、子供は豚舎の子豚なみである。

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さて。

今日現在、子供は、在宅である。家で自習しているような、なんだか、春休みの無期限延期中のような感じである。

一方、学校には、教員はいない。いてもせいぜい数人で、ほとんどの教員は登校していない。在宅である。

では、流行のテレワーク何とか、だろうか。

いいえ、なにもすることがない。どうせ、慣れないオンライン授業なんてできるわけがない。大方の学校は、業者に依頼中で、または、少しばかりパソコンをかじった教員に、幼稚なオンライン授業の真似事みたいなものを作るようにと、任せるのが関の山である。

つまりは、日本全国の学校教員は、ゆったりと自宅でくつろいでいる。すべての公務員と同じく、給与は完全に支払われている。学校に通っても、通わなくても、授業をしなくても、在宅でネット配信動画三昧でも、同じことである。

 

議員は非常に良い職種である。私がこんなことを言わなくても、あなたが先刻ご承知だろう。

では公務員はどうだろう。自衛官はどうだろう。教員はどうだろう。

あなたが考え、あなたが判断すれば、いいのである。