ぱるるの教育批評

教育、受験、学校その他あれこれ

公開研究授業の心得。子供だけでなく、参観の教員らにも、わからせてやるがいい。ぱるるの授業批評10

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授業批評10

 

○カタカナの学習 カタカナで短文をつくる

プリント配布する。本・教科書をみてもよい。

 

子供がこれから何をするのかを、子ども自身に気づかせる。

指導者からの指示・説明がはつきりしていることが良。

その結果、子供からの質問が明確になる。

常に穏やかに話す。ただし、子供の質問が、すでに指導者が説明したことと重複になる場合の扱い方。

 

児童は活発に動いている。発達段階として、素直に作業にとりかかるはず。作業時間、5分以上は効果的でないかもしれない。

廊下に出る必要があり、一度全員が出たけれども、喧喋にならなかった、良。

 

数の確認もよい。発表を5人で区切るのもよい。

発表で立つ度に、椅子を机の中に入れるのだが、とても丁寧にできている、良。

 

指導者の例示がはつきりしていて良。子供が発言しているとき、他の他の子供の態度が静かに聴く、とても良。子供の言葉に、指導者が丁寧に反応しているから、子供も落ち着いて発言したり聞いたりすることができる。

 

質問が多いことは、子供の発言の練習になるのだが、最初に、板書、プリント、ノートに書かせる等をして、作業の手順をあらかじめ徹底させるやりかたもある。

 

子供の「~して、いいんですか」というパターンの質問が、多すぎる。ただ、年齢的に、発言するのが嬉しいという気持ちあるので、微妙なところだ。

 

指導者の示した例が良。だから、子供がそのままスムーズに入れた。質問を作るというよりは、すでに書いたものを、そのまま言えばいいので、質問作りが楽な点がいい。最初の段階では、とても大切なことである。段階を踏まなければ何事もできない。

 

「ぽんぽんはねます」が答え? ポンポンだけ?

「ドイツでチョークを買いました」・・・「で」と「を」入れ替えると「ドイツをチョークで買いました」 

児童どうしでの問題の出し合い、活発で良。

 

 

 

○学級新聞を作ろう「どちらがすき」

ビデオを見る。話を聞く(メモを取りながら.. )

指導者「メモをしないと忘れてしまうよね」

 

メモの取り方は、初めてならば、いつしよにやっていくことが必要。その場合、ビデオでは速すぎる。事前に、指導者が話者となって、子供に練習させること。

 

テレビ見にくい。明るすぎ、画面が小さい。

全員が見ているかどうか、視聴中も注意しておくこと。

 

なぜ書かないのかな、書きながらでもいいかも・・

書きながらでないと話が混乱しやすい内容だ。

 

メモは、単語だけではなく、短くてもいいので、主語述語があつた方がいい。

散歩ができる。運動不足の解消になる。

なる・ある・できる 等くらいは書ける

 

後半、メモの取り方を指導者と一緒にした、良。

3のところは大切。しっかり押さえておくこと。

 

習ってなくても、漢字を知っている子供は書いてよし。制限しない。

 

記号で表すような工夫もあるが、必ずしも得策とはいえない。

番号を付ける。オーダー。

おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に、、

おじいさんが、、おばあさんが、、。 すべてオーダーだ。

 

自分でわかるように書く。

大切な部分を書いておく。

 

流れはシンプルに。参加の教員全員にも、理解できるように。参観者が迷ったら、すべて終わりだ。

参観の教員たちは、自分にも不明なのに、子供たちがわかるはずがない、と思いがちだから、彼らにも、十分わからせてやらなければならない。

 

話し手を待たせていいのか?

こういうときは確認するといい。「待って下さい、今、言ったのは、~~~ということですね」というように内容を確認する手もある。時間稼ぎと、内容整理にもなる。

というのも、理解に時間がかかることもあるので、間だよ、間。

 

「大事な部分を書く」これを強制しない方がいい。間に合わないから、要点を書くのであって、時間があれば詳しく書く方が、後が楽ではあるのは当然。相手の話す内容を聞き取り、しかも短く要点をまとめて、書く・・これはなかなかに難しい。

 

時々、自然に笑いながら話すこと、良。リラックスするし、子供も安心する。

 

子供の発言、後半、全体として落ちついた。

メモなのだから、書き直しをしなくてもいい。

並ぶ子供が多いが、3年生ならしかたがないかも。並びすぎると時間の無駄・・・・・ということもあるが、本学級の場合は、人数が少ないのでこれでいい。すぐに終わるから。

チェック速度も良。

児童の発言が活発で、全体的に生き生きした授業だ。

 

休憩についての指示、的確だ。姿勢の時、沈黙させることも良。

 

何事も大事は細部に宿る。いちいち言わなければ、わからないことがある。ぱるるの授業批評8

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授業批評8

 

授業開始で、係の子供が前に出ると、そのまま静かになる。とてもよい学級規律だ。

このように、遊び時間と学習時間との、けじめをつけることが大切だ。

 

単元名を板書したのも良。近頃は書かない教員も多いのだが、簡単にでも書いておくと子供の腑に落ちる。

 

子供が前に出て答えを示すのもいい。子供の頭の中に、内容を整理する時間を与えることができる。

 

ノートのまとめ方について、板書をしたのはいいけれど、確かめのところも書くべきだ。抜けていたので、若千、子供が迷ったようだ。最初のパターンは過不足なくすべて教えておく。その方が結局は、はやい。

 

できた子供に、前に持ってこさせた。

前で見るのなら、指導者は、ゆっくり座って待てばいい。うろうろしない。

 

前にノートを持つて来させると、最初はどうしても、喧騒的になるが、徐々になれてくるはずだ。

 

見てもらった後のことも、あらかじめ指示しておく。しかし、臨機応変の指示や説明に対して、子供がとまどってばかりでも困るので、このあたりは状況による。

 

子供は、時計回りにうまく回転していた。子供一人への指導や確認は、できるだけ短く、ポイントのみ言うこと。場合によつては、ノートの該当場所をすべてみなくてもよい。見るべき箇所を決めておくと、効率的だ。

ひとり一人に、時間をかけてしまうと、列が長く続く。そうなると、子供が立って待っている時間も無駄だが、座って作業をしている子どもへのプレッシャーとなる。5~6人以上は来させないようにする。低学年の場合、やや難しいかもしないけれど。だったら、なおさら、見る時間は最小限にして、何度でも来させればいい。持って来させるときは一つにする。段階的に見ればいい。まず、ノート。次に線を引いた教科書、とかいうように。

 

各時間の授業で、学力がついたという実感を、子供自身に感じさせなければならない。これはとても重要なことだ。

 

 

 

 

プリントに頼った授業は邪道である。教科書とノートで勝負せよ。ぱるるの授業批評7

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授業批評7 

 

指導者「花がどういうときに、どうなるかについて勉強しましょう」

時間の移り変わりがわかるところに線を引く。

「夕方日がかげると」と答えたことは、いい。

春の晴れた日に・・・・この例示がよかつたので、すぐに日がかげる・・日差しが弱くなったり、遮られる感じが理解された。

 

子供の発言に、指導者が率直に反応することは、いい。

「よるのあいだ」「次の日、日がさしてくると」子供の発言が的確だ。子供の言語感覚がいい。

 

回数による読ませ方の変化は?

同じ速度でもいい。もう一度、読ませてもいい。2周りしても、時間は残る。ひとり一人の音読後、すぐに一言褒めること、注意も含め。ただし5秒以内。

ごちゃごちゃ言う子供の扱い。・・すぐに静かになるので、今日の対応でいいが、重要な説明するときは一度静かにさせてから、も、考慮に入れよ。

 

子供「『組』という漢字書いていいですか」・・・習っていない漢字も書かせてよい。進むことについては、規制しない方がいい。

「夜の間に」・・「に」が必要ないか、この感覚はとても大事だ。

 

一時的に集中させるには、鉛筆を置かせればいい。「手を膝において。先生の目を見てください」など、指示の工夫をする。

 

花が咲きます。・・のあとは、子供にやらせた方がいい。つまり例示は一つで十分で、後は実際に子供自身にやらせること。

全員が自分のこととして考えない。他人の意見に追従するだけになることが多いので。

 

子供「わかるひとは、書いていて、いいの?」・・・だから、最初から書かせればいいのだ。

プリントを使つた学習は、パターン練習にはなるから、利用していいが、いずれ、ノートを中心にさせたい。プリントは、多くの場合、その教科指導の邪道である。

 

特定の子供への注意は、何度もしてはいけない。課題の設定等の手段で制御すること。

文を短くはっきりと、自分でも言うし、子供にも言わせること。

 

原文をノートに写させることが大切。

アクセント。イントネーション。

語尾下げ、説明しすぎ、の傾向がある。

 

子供が作業中は、指導者の発言はできるだけしないこと。我慢せよ。

左後ろの子、集中していない? 三段目の後ろも同じ?

授業展開が速すぎると感じる子や、逆に、レベルが低すぎて飽きてきている子には、各々に最適な抵抗感あるものを与えるといい。

あの場面では、暇そうな子供に立たせて読ませる。音読の機会をもつと与える。

とにかく子供に、直接、作業をさせなくてはならない。

反応が速い子供へ対処。本文の視写 ? 適切課題?

 

例示の絵が、いまいち小さい。黒板に大きく書いて説明すればいい。

というのも、実際の位置は、本文にはないからだ。

 

動作化は必要最小限にせよ。陳腐になりがちだ。

しかし、子供がそれを楽しみにしている場合もある。

理解しているかどうかの、検証方法は?

 

指導者「わかったことは?」、「はじめてしったことは?」

下手な問いである。しかも、同義。

 

指導は教材から導き出されることが多い。説明文は、ある内容を紹介、説明している。読むことの目的は、内容の理解である。

要点をまとめる作業は、的確な読みを進める。要約することは論理的思考力を鍛えるし、作文力を育てる。

これらの点は、また。

 

 

 

 

 

 

教員のステレオタイプな思い込み授業。説明文指導は、まず読ませる。ぱるるの授業批評6

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授業批評6

 

教科書を開かせずに題名で、内容を予想させた。

指導者「どんなことが書いてあるんだろう」

 

題名から予想させる意図は何か? 興味付け?

次に○ページの扉の写真から内容を想像させる意図は?

 

指導者「興味をはっきりさせることにつながるから。どんなことが書いてあるのだろうかのような」

「隣の人と話し合いをしてみて」

 

意図不明だ。さっさと読ませるがいい。

その文章が当該年齢の子供にとって、興味深いような題材を既に選んである。教科書は子供一人ひとりが持っているのだから、予想とか、興味とかは、小賢しい。すでに読んでいる子もいるはず。

 

二人の話し合いの内容を発表させたが、長すぎる。

説明文は、ともかくも読ませて、そこからが始まりである。

内容によって児童をひきつけるのがよい説明文の条件でもある。ことさらに内容への興味をあらかじめ引き出そうとするのは、時間の無駄である。

授業中、学習規律への指摘が多すぎる。しかし、注意の時の、指導者の穏やかな表情はよい。

指導者の範読。57分から。思つたことをノートにかかせたが、指示のタイミングがずれた。

ノートを開かせる・・・・疑間に思つたこと、はじめて知ったこと、不思議に思つたこと等、いわゆる初発の感想だが、初発の感想を書かせるため手だては、あったのか? どのようなものが望ましいか。初発の感想の意味。効用はあるのか。単元の終わりの、成果の比較のためなのか。むしろ、感想などよりは、内容そのものについて書かせることが必要だ。

説明文授業が、論理ではなく情緒に流れ過ぎている。

 

指導者「どのようにして身を隠していた?」

子供が、答えに窮していたら、原文にも戻らせる。

「教科書の何ページ何行目に書いてある?」の一言で解決する。

 

指導者「どのようにして?」

発問に対して、挙手少ない、10人。なぜか。

挙手を待つ時間。「じゃあ、質問を変えますね。何段落か?」

 

指導者「写真を見て何か気のついたことない?」、「思つたこと気のついたこと感じたことない?」

発門が月並みで、これでは文章を検討したことにならない。知的な探求にならない。具体的に問い、具体的に答えさせなければならない。

 

無駄なイントネーションをつけて読む子供が多い。淡々と確実に読ませること。

 

ワークシートをするのは確認作業だから、全員ができて当然だ。だから、やらせるのなら、全員ができるところまで、上げてから、やらせること。達成感。配布のタイミング。

 

指導者の説明が多過ぎる。聞くだけで疲れる。さっさと、文章にもどらせて、原文から読み解かせればいい。

子供「~だからです。どうですか」の「どうですか」は、そろそろなくしてもいい。「反対です~」 「いけません~」なんて子供はいるの?できるの?。変なやり方だ。同意を前提に同意を確認する。同調圧力。気味が悪い。

 

質問の答は、原文にあるはず。だから原文に戻ることが大切。

原文を一度、または数回読めば内容が理解できる。その力をつけるために授業がある。

 

 

指導者「6段落を一言でまとめよう。」・・子供にうまく伝わってない。

「どうやつていったらいいのかな? ノートを出してごらん」

ではなく、

6段落を短い言葉で説明させる。

6段落にはこんなことが書いてある。読んだことのない人に伝わるように3行で(または字数を指定しても良い)書いて、というように具体的な指示をすること。

 

いくつかの指示が、確実に児童に伝わっていない。

指導者の指示を、児童のひとりに、板書させる手もある。普段の授業で何回か練習させれば、すぐに出来るようになる。

学級の子供全員が、一日のうちに、一度は前に出て板書する機会を与えること。

 

指導者の今日の授業の悪いパターン。

説明する、作業させる、思うようにできていない、説明の追加、またできない、またまた追加。

各々の間隔が短いので、児童が落ち着いて作業に取り組めない。

 

指示の内容、説明の簡素化。明確化が必要だ。

 

 

 

教員がおしゃべりしすぎ。子供の知的作業を待ってやることも、授業だ。ぱるるの授業批評5

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授業批評5

 

指導者が発言しすぎかもしれない。

ノートに書かせる場合は、書く時間をとること。

その間は、指導者は次々と発言しない。授業での沈黙に耐えること。

特に、大勢の参観者のいる公開研究授業では、静かな状況に指導者自身が耐えきれなくなり、話し過ぎになる。

 

ロバの説明をたずねる。挙手した子供を、指名して話させた。話を知っている子供に、筋を言わせた。それを聞いてない児童に対して、

今の○○君の説明を言つてみて、というふうな指導。きちんと聞くように、という指導のつもりだろうが、不要である。話の筋も、不要。

 

子供に「本を持つて聞きましょう」。まあいいが、これを続けないこと。指導者の考える「学習規律」が、できてきたら、黙読では、教科書は机に置いた方が集中する。線をひいたりする作業がある場合はなおさらである。

一授業で、一回は指導者自身が、声を出して読むこと。

 

①の設問が難しい。

「書いてから発表しよう」は、よろしい。最初はつらいものだが、だんだん慣れる。

設問が、板書も、プリントも、バランスが悪い。肝心の書くスペースが足りない。設問の表記にも、工夫すること。

 

②は、短く分けたほうがいい。そして短く答えさせるほうがいい。

 

多くの場面展開をまとめて書く力は、この学級の子どもには、まだない。焦るな。

しかし、物語のすじ・内容の確認を、黒板でいちいち示したのは、不要だ。このくらいの短い話は、一読でつかめるのではないか。

 

ここでのねらいは、内容そのものよりも、そこからある衝撃を受けて、自分の行動変容を起こすことに意味がある。今の道徳の流行りの一種。

判断力を養成するのが目的かどうかを、検討しておくこと。

 

内容理解に時間をかけすぎて、内面葛藤の吟味の時間が足りない。

児童の判断、という点の吟味が必要だ。..

②で、子供から、一つ一つのエピソードか、全部か、という質問が出た。指導者の設定のまずさのためである。しかし、すぐに子供が反応したことは良かった。ーーーと言いたいところだが、そうではない。あれは、検討の結果の疑問ではなく、設定そのものが理解不能で、質問せざるを得ない。それほどに、設定がまずかった。

 

③では、児童に書かせる時間が少なすぎる

 

指導者の期待した内容が、子供から出てこなかった。行為と行為の理由との混乱があった。

人の言いなり・・・指示する子供が0人の意見を同列に扱わないこと。ひとりの意見にも、子供によって、軽重・真偽がある。

 

指導者の最後のまとめ「自分で考えずに人のことばかりを聞いていると大変なことになる」「良いこともたくさんあったけど、それつて言われたまましたから? 自分で考えた.? 自分で考えて行動したからよかったってこともあるよね」「自分で考えることが大切」

と、ひとしきり説明の後、子供に書かせようとした時、

子供「ほんとのこと、書いていい?」

 

つまり子供は、本時授業で書くべきことが、建前だということを、ある程度知っている。

「どう思ったか」

これはけっこう難しい。

 

書かせるとき、もつと子供に任せよう。指導者が誘導しすぎかもしれない。

子供が自分のものを読むとき、子供全員に、「鉛筆置いて聞いて」。

これは、まだ書いている児童からすると、思考の流れが切れるのではないか。

 

自我の強さが他人の意見を取捨選択する力となる

 

 

 

ノートに書かせ、前でやらせる。実際に手を動かすことが必要だ。ぱるるの授業批評4

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授業批評4

 

単元を板書した方が良い。

指導者「1分間とはどういうことですか」

子供「時計の・・、待つ時に・・、長い針が・・」

発問が児童任せになってしまっている。

問いは、子供が迷わないように、具体的に限定して問うこと。

 

問題を指定する場合は、ページで指定する。

いろいろあるが、わかりやすい方法を選ぶといい。たとえば、「12P-3」と端的にする。

 

本時のねらいは何か。

その授業で、子供に実際に力がついたか。

それはどうすればわかるか。

子供が、実際に何ができた時が、ねらいが達成できた授業になったといえるのか。

 

この段階では、板書は、子供がノートに書くように、同じように書いてやる。

子供の言い方を指定することもあってよい。

用語の使用法については、その都度教えること。

 

学級人数もあるが、授業規律が身に付いているようだ。

1人以外、子供が授業に集中している。

 

午前0時の感覚。 0時は、何もないか?

012345の概念と、足し算引き算を、定着させること。それで、時間は理解しやすくなる。日常性も強い。

午前と午後との概念が混乱している子供が5人いた。見逃さない。

 

解決は、児童にやらせることが大切。

前に出させるのが効果がある。ついでに説明もさせれば、もっとよい。

 

ノートに問題文を書かせること。ノートまとめの速度が上がる。書き方も上手になる。

問題と問題とは、行間をあけておきたい。

 

間違つている計算は板書し、それを子供自身に、前で直させること。

板書で、間違いと正しい計算との間に、行間が必要。

くどいようだが、実際に作業させて、頭と手とで定着させたい。

一人の子供が作つた問題を、全員に書かせることもある。

 

次元に進むとき、常に全員の足並みをそろえるべきかどうかは、難しいところだ。

問題を書くと解きたくなる・・・よほど作戦がない限り、限度をあらかじめ規制しない方がうまくいく。

二桁の板書の時、すでに2桁は板書されているので、次に進んでもいい。あの場合は、子供Aが「待つて」と言っても、待つ必要はない。Aの授業態度に、原因がある。

問題番号はそろえた方がいい。だから自分で作つた問題も、先のものに続けた番号にする。

ノートがごちゃついたとき、次ページに、もう一度書かせる方がシンプル。計算は正誤も、速度も、大切なので、書かせる機会をどんどん作ること。個別的に計算ドリルをさせるといい。子供に無駄な時間を与えないようにする。

 

子供がやわらかい雰囲気の中に、知的探求が感じられるところがよい。全体として、子供が学習内容に興味関心を持つて取り組んでいる姿が伺える授業である。