授業批評8
授業開始で、係の子供が前に出ると、そのまま静かになる。とてもよい学級規律だ。
このように、遊び時間と学習時間との、けじめをつけることが大切だ。
単元名を板書したのも良。近頃は書かない教員も多いのだが、簡単にでも書いておくと子供の腑に落ちる。
子供が前に出て答えを示すのもいい。子供の頭の中に、内容を整理する時間を与えることができる。
ノートのまとめ方について、板書をしたのはいいけれど、確かめのところも書くべきだ。抜けていたので、若千、子供が迷ったようだ。最初のパターンは過不足なくすべて教えておく。その方が結局は、はやい。
できた子供に、前に持ってこさせた。
前で見るのなら、指導者は、ゆっくり座って待てばいい。うろうろしない。
前にノートを持つて来させると、最初はどうしても、喧騒的になるが、徐々になれてくるはずだ。
見てもらった後のことも、あらかじめ指示しておく。しかし、臨機応変の指示や説明に対して、子供がとまどってばかりでも困るので、このあたりは状況による。
子供は、時計回りにうまく回転していた。子供一人への指導や確認は、できるだけ短く、ポイントのみ言うこと。場合によつては、ノートの該当場所をすべてみなくてもよい。見るべき箇所を決めておくと、効率的だ。
ひとり一人に、時間をかけてしまうと、列が長く続く。そうなると、子供が立って待っている時間も無駄だが、座って作業をしている子どもへのプレッシャーとなる。5~6人以上は来させないようにする。低学年の場合、やや難しいかもしないけれど。だったら、なおさら、見る時間は最小限にして、何度でも来させればいい。持って来させるときは一つにする。段階的に見ればいい。まず、ノート。次に線を引いた教科書、とかいうように。
各時間の授業で、学力がついたという実感を、子供自身に感じさせなければならない。これはとても重要なことだ。