ぱるるの教育批評

教育、受験、学校その他あれこれ

滑り止め大学に、金を積む親心。大学商売人の高笑い。ついでに就活ごっこ。

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教育に金が絡むと、ろくなことがない。けれども、わが子の教育に金の糸目をつけないのも、親心である。
そこに付けこむ商売人の根性が憎いのである。しかし、人心を利用するのが商売の常道である。これも人の道である。
憎んで何になるだろう。

 

さて、某大学は、受験生にとっても親にとっても、不本意な学校ではあるが、滑り止めも必要だろうから、受けて、当然、合格する。それを大学側は逆手にとって、入学手続きを早めに締め切る、親から入学金を搾り取る。
親は、これも、必要経費とあきらめて、泣く泣く金を出す。
大学は、何が悪い、と開き直る。商売である。

 

思うに、親の心はありがたいものである。
我が子には、なけなしの金をいくらでも積むのである。子供は親心を知らない、知りたくない。自分が親になって初めて、親の有難さを知る。すでに、手遅れである。

2月3月はそのようなドラマを見る。そして、名状しがたい気持になる。
何かがおかしい。そのおかしさを、私たちは、日本はもちろん、朝鮮にも中国(シナ)にも見る。米国にも見る。みんな同じである。

日本の教育制度、学校群は病んでいるのではないか。とりわけアジア諸国の教育の在り方は何か不健康、不自然、不合理、無理無策を感じるのである。
親子の情愛を利用して、商売人に振り回されて、本来の教育の筋がねじ曲がっているのではないか。


いつだったか、某所で就職expoなるものを覗いた。スーツ姿の黒ガラスのような風体の男女学生諸君を見るにつけ、一体全体、君たちはこんな類の就活で平気なのか。結局はこのために、大学に来たのか、と疑問の念を持つのである。

担当者の言によれば、売り手市場で、就活学生の展望は明るいらしい。
なにはともあれ、よかったと言えるのだろう。
親も、一安心だろう。