ぱるるの教育批評

教育、受験、学校その他あれこれ

G7広島会場のホテルの昼食 と コロナ騒動

過日、縁あって、G7広島会場となる広島グランドプリンスホテルで昼食をした。22階のレストランで、ホテルも気を利かせてくれて、角の眺めのよい席に案内された。ランチ時なのに、客は少ない。
席から、海を見下ろすと、漁船が数隻、ほとんど動かずに、時々光を反射している。ボーイを呼んで、あれは何だ、警備だろう、と問えば、おそらくそうでしょう、と言葉少なく答えた。
どうやら漁船を借り上げて、海上からも、しっかりと警備をしているようだ。
このホテルは、陸路は一つしか道がないし、裏は山と言うか森林で、気軽に入れる雰囲気ではない。本土から繋がる道は小さな短い橋が一本きりで、警備がしやすい。道路には、警視庁や大阪府警の背番号と言うかなんというか、チョッキのようなものを着た警官が特に目立った。
ホテルは、眺めもよし、厳島も近いから、なるほど、一種の政治的祭りであるサミット会場としては、好条件なのだろう。ロビーの噴水周りが撮影にいいのだが、警備の人が多くて、やや興ざめであるが、仕方がない。

 

私は岸田総理によい印象を持っている。彼が若いころ(したがって、私も若い時分)、ある縁で、某会合で、ほんの短い話を交わしたことがある。礼儀正しい、しっかりとした人物のような印象を受けた。苦労人でもあり、浮ついたところのない人のようだ。
父親の文武さんは、これもまた、ある人の縁で、知っている。まあくだくだしいことは書く必要はないけれども、文武さんは義理堅い人という印象だった。

私は政治的人間ではないし、政治実務に縁もゆかりもないけれども、政治そのものより、書物としての政治学は、多少興味をもって、読んだ。政治学は、一種の万能学で、壁がない。プラトン丸山眞男キッシンジャー、ケネス・ウォルツなどは、記憶に特に残っている。

政治実務を毛嫌いするわけではない。学校の同期から、多くの政治家が出ている。在学中、とくに仲よくしたわけでもない彼らが、政治実務で脚光を浴びるようになってから、何故あいつが、などと思うことも、ないではなかったが、みんなそれぞれの職業であり、生きる道であろう。

テレビは見るものではない、あれは出るもの。スポーツは応援するのではない、応援される側に立てというが、実際そうだろう。
私が下手ながら、テニスをしたり、ピッチャーの真似事をしたりしたのも、やはり、舞台は見るより、そのうえで舞うものだからである。ならば、政治も同じことで、政治を職業とすることは、それはそれで、立派な仕事である。


さて、いつもの毒舌に戻ると、コロナも、どうやら終わったようだ。コロナ風邪がこれからも、鼻風邪として続くかどうかはともかく、世間はコロナごっこに、ようやく飽きてきたのである。
道行く小中学生高校大学生、誰もマスクなんてしてはいない。

ファッションとしての、マスク美男美女ブームは、目だけのメイクで、まことに便利だから、あと数か月は続くだろうが。やがて、それすらも、馬鹿馬鹿しくなることだろう。

ロビー

 

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