ぱるるの教育批評

教育、受験、学校その他あれこれ

家庭内暴力、不登校、ひきこもり。原因は何か、解決策はあるのか。

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家庭内暴力とひきこもりと不登校は、一セットである。
その原因は、子供が学校で不具合を生じているからである。

どのような不具合かといえば、当該本人の居場所が教室の中にない。学校にいても、自分が、常に疎外され無視され、全然楽しくないのである。
そこで、家庭に逃げ込むのだが、逃げ込んだだけでは、自分の表出欲が満足されない。だから、肉親に当たり散らすのである。自傷行為もあり得る。
まことに困ったことで、言うも哀れ語るも哀れなわけだが、それを救える人は、担任の教員である。
救う方法は、簡単ではあるが、誰にでもできる芸当ではない。
ここに方法を書かない。書きたくない。

多くの教員にできる芸ではない。だから、ある種の担任教員は本当にありがたい存在で、足を向けて眠るような相手ではない。


さて、私は大学教員を特に憎むものであるが、理由はこれまで散々述べてきた。私の雑文を根気強く読んだ人には、もうお分かりだろう。

小中高校の教員は大学教員とは違う。
高校は中途半端だが、それでも教員である。小中学校の先生方は、まぎれもなく教員である。
小中学校教員は、その資質能力に大小高低種々あるが、概ね、善人が多く、多くは凡庸だが、稀に「当たり」に当たることもある。
凡庸でも、子供の勉強を邪魔しなければ、まだ可としよう。

子供の社会は、大人から見れば、些細なことでも重大である。人間関係がすべてであること、大人社会と変わらない。
職業人が職場内の人間関係で自殺すること、日常茶飯事であるのはご存じだろう。
子供だけが例外なわけがない。


本来、人は引篭る存在ではない。他人との交わり人の中で、生きるべきものである。
なのに、学校が嫌だという。行きたくない、誰にも会いたくない、ほっといてくれ、と言う。
これは、心の叫びの裏返しで、学校に行きたい、多くの人と交わりたい、楽しく語りたい、学びたい、そこで自分を発揮したい、という本音の、裏返しにすぎない。

さあ、そこで担任の先生の出番である。
ひきこもりや不登校は、担任教員によって、99パーセント解決できる。できない1パーセントは、子供に重度の精神病が発覚した時である。しかし、重度であるならば、そもそも引きこもり現象等と違和感が見えるはずで、病院と専門医の出番である。

つまりは、ひきこもりは、担任教員によって完治できる。
その方法は、書かない。書きたくない。
ただ、君が現役教員ならば、この事実を知っておくがいい。不登校、引きこもり、家庭内暴力の真の原因は、教室内の人間関係である。それ以外には、ない。