ぱるるの教育批評

教育、受験、学校その他あれこれ

新型コロナの感染者、数十万人。セキでうつって、勝手に治る。でも少し体調が変だ。

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「避けるものが何かをわかっていても、何を求めているかは、わかっていない」と古人は言った。

新型コロナウイルス騒動は、感染者がどこで何人、あそこで何人とか言っているが、そう都合よく出てくるものでない。

前にも、言ったように、すでに日本国内で、数万数十万人が、感染しているのに決まっている。

知人は、「妻が強く咳こんだので、それはコロナウイルスによる風邪症状だろう。私も先々週、かかったが、すでに治ったようだ。しかし、なんだかそれ以後、体調がどうも釈然としない」と話したそうである。

左様である。新型コロナウイルスは、だれもが感じているように、思いのほか広がっている。広がるはずである。
すでに広がっていなければおかしい。不自然である。
感染者が数万人数十万人なことは当然であり、自然なことである。

子供は元気な伸び盛りだから、コロナウイルスに勝手にかかって、本人も周りも気づかないうちに、完治してしまったのだろう。
たまたま体調やその他の要因が重なって発症することもあるだろう。重症化することもあるかもしれない。
いずれにせよ、治るべき時が来れば治る。

年齢を問わず、人によっては死ぬ人も出る。どのような風邪症状でも、こじれてしまったら、体が弱って、運悪く死ぬこともあるだろう。
いちいち大騒ぎするんじゃない。

風邪は、季節性のものである。治るべき時が、消えるときべき時が来れば、消滅する。
3月に入った。だんだん暖かくなる。いい気候だ。
新型コロナ風邪が、5月まで続くとは、考えにくいのである。

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日本人は、すぐにのぼせあがる。
同調圧力などというが、圧力なんかなくたって、私たちの気性の中に、何か集団的な熱病のようなものがあるのではないか。
テレビマスコミに散見するお調子者の戯言を、自分から進んで信じようとする傾向が強いのではなかろうか。

全体が一方向に流れていくことを歓迎し、自ら流れの中に入って安心し、無批判無検討に信じ込み、なおかつ迎合して、それ以外を排斥しようとする。

不思議だ。不思議である。
人はみな、生まれるときは一人で、死ぬときも一人である。始めと終わりが一人なら、途中で多数に合わせる必要はない。常に反発せよとまでは、言わないが、せめて一人の頭で、自分の判断で考えるがいい。
自主性とはそういうことで、学校では自学自習、自問自答をもって最高目的とするのである。そのための基礎基本である。
多くが右を向いているときに、左を見る余裕と無駄があっていい。


知人は、上記に付け加えるに、英国人の例を出す。独立自尊の取り柄があるという。
米国が世界の大国であるのは英国人のエッセンスがあるからで、米国から英国の要素をマイナスすると、残りはさほど見るべき点はない、と。


あれもこれも、ごもっともである。