授業批評3
色分けの仕方は基準の提示が必要だ。 店や工場の多いところ、等。
子供の反応が少ないので、指導者が反応して、5つに分けた。
店の多いところは地図では何色・・・子供の挙手を促す。
田畑 、工場 、 森林 、 住宅 、
指導者「店の多いところってどんなところかな? 言葉で説明するにはどうしたらいい?」
子供 「○○区」
指導者 「では、○○区はどのあたりかな?」
子供 「○○駅の近く」 「○○区○町あたり」 「○○○」 「○○センターの近く」
ここでは、前に地図があるのだから、出させて説明させるべきだ。前に出たからといって、指で示すのではなく、言葉で説明させることはできる。集中と持続の刷新。
子供「エ場の多いところ」
指導者「だいたいどういうところに工場がある? 何の近くにある?」
子供 「海の近くにある」
「どうして海の近くにあるんだろう」ここまで追及するべきだ。
後ろで手悪さの児童が数人いた。見逃してはだめだ。
きちんと授業を受けている風だが、集中をしていない感じの子もいる。 児童の理解の速度に合わせて、発問や指示言をすること。
指導者「住宅の多いところは? 青色の近くにある町つてどんな町?
田畑はどういうあたりに多い? 」 ←「どんな」「どういう」という問いは要注意。答えにくいし、曖昧になる。
「○○小学校から見てどつちの方角に電車が走っている?」←これは変な発問だ。意図不明。
地図で起点を示すことは大切だ。 自己の位置の簡単な確認。
子供「北東」
指導者「もつとわかりやすく言って」
東西南北+中間の4方向を徹底させてもいい。東西南北を使つて答える子供がいたのだから、場をとらえて徹底させる。
本日の授業では、板書を、ノートに、その都度書かせた方がいい。
たとえば、店の多いところ・・・の時点でノートに書かせれば、その後のパターンがいっそう能動的になる。
一時間の授業の中で、子供自身に達成感を得させることが必要だ。
プリントBとCは自習教材としての位置づけ?
確認のために使う手もある。
とすれば、先にやらせるより、後がいい。
一つずつ考える・・・これは発言だけでなく静かに個別的に考える ということでもある。個別的に考えさせるには、静かな時間が要るし、ひとり一人が、黙ってノートに書くこと。
黒板でカードを使うことはありだが、同時に、児童が自分自身でゆつくり書くことのできる場と時間の確保を、くどいようだが、強調しておく。
指導者が、子供の作業を一緒にするタイミングが早すぎるようだ。
資料を見て、子供が考える時間が必要。2時16分から、プリントBの作業に入つたのでは時間が足りない。
右の中央の場所を左の地図で確認する・・・次に作業に入らせる。ここに時間を十分取る。あのように後半を、急いで進めると、全員に「自分で考える時間」を確保したとはいえない。
左と中央をすべてつなげてから右に行くよりは、理解の流れとしては左、中央、右 というように一ずつ考える方がいい。
全体的に、指導者の説明が多いような感じだ。子供を誘導しすぎかもしれない。指導者の言葉が多くなると、逆に、子供の鉛筆が動かなくなる・・思考が動かなくなる。瞬発的な反応が得意な一部の子供ばかりが、目立つようになる。じっくりと考えるタイプの子供が埋没する傾向が出てくる。
プリントCは、指導者が指示したような説明を、子供に要求してはいない。飛躍がある。
時間内で強引に結論づけた感じがある。