読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ぱるるの教育批評

教育、受験、学校その他あれこれ (サブ倉庫)

大学選びは私立か国公立か。どこに行っても、月謝と学士との引き換え、、ではないよね。

大学入試

paruru kijiyou

高校は私立よりも国公立高校の方が失敗は少ないだろう、と書いたが、では、大学はどうだろう。

大学は子供と親とが選択できる幅が最も広い。だからこそ難しい。

地方の公立進学高校の教員は、生徒を進学浪人させないためと、教員自身の仲間内でのプライドと、地域での学校の評判とを気にして、入学浪人を出したくない。学校の方針も、国公立大学に生徒全員を放り込みたい。

生徒の希望を優先するのではなく、教員の采配で、生徒の受験先を振り分ける。おかげで、地方の国公立大はまんべんなく入学希望者が集まって、目出度く、入学してしまう。

しかし、生徒自身の本音や将来への展望を、無視する形になる。

とはいえ、理系に行きたいのに、お前じゃ無理だ、遠く離れた公立大学の○学部なら入れそうだから、そこへ行け、なんて指導が、いつもなされているわけではない。高校3年と言えば、半ば大人である。

「うるさい、俺の好きな大学へ行くんだ」と、進学相談室で席を立つ者がいるかと思えば、いないのである。ほとんどの生徒は、「わかりました~よろしくお願いします」である。

みなさん、お利巧というか、小粒になってらっしゃいます。

話を戻すと、私立大学と国公立大学の、どちらを選択するべきだろうか。

これがそう簡単ではない。私立もいろいろ、国公立もいろいろ。数が多いし、全国に散らばっているので、親元を離れてもいいのならば、無数の選択肢がある。

最低4年間、人間の成長期の貴重な時期を過ごすのだから、進学するのなら、大学選びには慎重にならざるを得ないはずである。

しかし、マスコミにしょっちゅう出てくるような大学ならどこでもいいじゃないか、という考えもある。むしろ、それがほとんどである。

例として、私学のW大でいえば、普通入試は学部によって難易度は高いところもある。古い私学という「名声」の惰性で、いわゆる有名大とされているから、受験者が多い。大学教職員の手抜きの実態を、一般人は気にも掛けていない。

こういうのを、やらずぶったくりと言う。新宿の古い不動産屋の主人は、ここの学生は留年するか中途退学するかのほうが自慢だ、と話していた。今は知らない。

勉強をしたように思えない芸人や運動選手が多く入っている。学力のほどは、言わずもがなである。

彼は大学は無理でしょう、高校の内容すらついていけないのに、という生徒も、一芸とやらで、入学して、卒業ができている。

どうも私学は不思議な制度である。

あれは金と引き替えに学士を振りだすところである。または、生徒の知名度があれば、学校の宣伝のためは、無条件で入学させるところである。

と言うと、不機嫌になる人も多かろうが、その実、本人たちも実態は知っているのである。

しかし日本は、当然ながら社会である。社会は固定化した層の積み重ねである。これを崩すと具合が悪い。皆が不幸になる可能性がある。

ある程度の不幸な層は必要だが、その層がやたら増えると困る。革命が起こる。そうなると幸福な層と不幸な層が入れ替わる。やがて、また革命がおこり、幸不幸が入れ替わる。というのが、人類の歴史である。

ともかく、もう何十年か何百年か、革命は起こってほしくない。

だから、たかが大学とはいえ、現在の状態は、多くの人にとって望ましいのである。

たまたま新宿戸塚のW大を例にしたが、他意はない。どこも同じである。