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ぱるるの教育批評

教育、受験、学校その他あれこれ (サブ倉庫)

熟成しない仕事。小学校の全科制という罠。若造もベテランも。

 


小学校教員は、困った仕事でもある。

何年たっても、熟成しない。

50歳をはるかに過ぎたベテランでも、昨日や今日採用されたような20歳そこそこの若造でも、まったく同等である。
毎年、学級担任は、常に新しい児童や保護者や同僚達と、新たな関係をつくっていかなければならない。転勤でもしたら、何から何まで一から出直しである。
信頼関係などというが、そう簡単に築けるものではない。

一番問題なことは、今の教育行政が、教員に対して成長を望んでいないことである。その場その場の使い捨てで構わないと考えている節がある。
年配教員は、できるだけ速(すみ)やかに辞めてもらったほうがいい。若い教員を安上がりに雇いたい。

一般に役所の仕事は、熟成しない。専門性が意外なほど希薄である。つまり、だれにでもできる仕事である(特に行政職)。そん
な連中が人事担当である。実際の人事配置でも、自分と同じようにやってしまう。能力を見ない。というより、能力についての認識がはじめから、ない。



本来、教員は、年齢とともに熟成して、その職業能力が向上するはずのものである。しかし、仕事内容が肉体労働が主ならば、当然のことながら、加齢とともに、衰えてくる。小学校教員は、専門性が極端に少ないから、肉体のがんばりでカバーするしかない。

教員は、優れた専門性を持つべきである(中学校や高校では、教科担任制だから、かろうじて専門性らしきものがある)。


小学校教員には、教える範囲を広げさせて、内容を浅くさせて、専門性をつけさせない。


雑用も限りなく多い(専門性が少なくなると、それに反比例して雑用係・なんでも屋となる)。


まれに優秀な人材がいたとしても、これでは、小学校教員になり手がいなくなる。

どうすればいいのか。解決のための秘策がないではないが、言っても無駄だろうから、言わない。