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ぱるるの教育批評

教育、受験、学校その他あれこれ (サブ倉庫)

大学院の「研究発表会」で得るものは、何だろうか。

大学の授業

paru 2

ある大学の、院生の研究発表会で、大学院教員のM(仮名、年齢58歳)が、一人ひとりの発表の後に、しきりにこう言う。
「で、今日の成果としては・・・」。なんだか、忙しない奴だと思ったが、考えてみると、なかなか正直な男である。

と言うのも、大学の多くの研究会は、ほとんどプレゼンテーションの練習場である。パワーポイントだかなんだかを自慢げに使って、おしゃべりをする。
肝心の内容は、文章にして数十行ですむような代物で、その数十行も内容空疎というか、雨の日は雨が降る、といった程度である。


馬鹿馬鹿しい。

で、話を戻すと、Mは、もうこんな毎日に嫌気がさしていたのだろう。あるいはむしろ、少しでも何かを得たかったのだろう。
だから、研究会の度に、その会で、何か新しい知見を得ることができたのかどうかを、常に自問自答していたのである。



考えてみると、Mは、なかなか真面目な男だったわけである。
大学でのほとんどの研究会が、発表者にとっては、嬉しい学芸会で、聞き手にとっては、時間潰し以外の何ものでもないことを誰よりも感じ取っていたのだろう。