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ぱるるの教育批評

教育、受験、学校その他あれこれ (サブ倉庫)

国語教科書が駄目である


日本の教育は、なかなか風変わりである。
これほど教科書が駄目な国はないのではなかろうか。

どう駄目かと言えば、すべてが駄目なのである。嘘だと思うなら、教科書を扱っている本屋で、
見てごらん。

特にひどいのは、小学校国語科と社会科である。理科算数音楽図工、これらは、もともと教科書なんてあてにしてないから、今はおく。
中学高校で使っている教科書のお粗末さは、長くなるので、これも言わない。

では、国語教科書を覗いてみよう。
国語の伝統を無視し、日本人の歴史を無視し、できるだけ根無し草の、要するに、できるかぎり、日本人を日本人でなくなるように、近隣諸国の下に置こうという怪しい情熱が、あまりに露骨に示されている。
意図的に仕組まないと、これだけお粗末で悲惨な教科書はできるものではない。

国語の教科書ならば、そこに載せている文章が、そのまま教科書の価値であるのに、この世のものとも思えないほどひどい文章(らしきもの)を平気で載せる。というより、羅列する。
音読みさせてごらん、こどもはつっかえつっかえ苦しそうに読むだろう。

たとえば、中島敦志賀直哉荷風森鴎外のいくつかの文章を読ませてごらん。子どもは、きちんと心地よくリズムに乗って音読するだろう。

内容もなく、文章の力がなく、リズムがなく、いい加減で、何人かででっち上げたようなもの。多少でもあるべき思想の片鱗すらなく、あるとすれば下品なステレオタイプのつぶやきの類である。もうこれは拷問のような教科書である。

どうしてこうなったのか、いつ頃から、国語教科書としての最低限すら、保つことができなくなったのか。
これは有意義な研究テーマだと思うが、だれかやってみないか。