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ぱるるの教育批評

教育、受験、学校その他あれこれ (サブ倉庫)

中学教員は、忠実な犬だろうか。


個性の強い教員が少なくなった。
親は、不思議なことに、教員を飼い犬だと考える。

飼い犬を散歩させている人をよく見かける。
ひとはなぜ犬を飼うのか。
それは、自分より目下の何者かを引き連れて威張りたいからである、と古人は言った。

犬である教員は、親が「しっし」といえば、「わん」とひと声ないて尻尾をふらなければならない。
親がわき腹をけったら、「キャン」とないて、びくびくと恐れ入らなければならない。

それに逆らえば、どうなるか。
「子供の心を傷つけた」だの、「指導法に問題あり」だの、「親の要望を無視する」だの、あることないこと叫んで、その教員をずたずたにする。
これしきのことで、ずたずたになるのかといえば、それがなるのである。
親には、「教育委員会」がついている。議員がついている。マスコミがついている。
一方、教員側には、何もついてない。生徒が背中にこっそり貼った紙切れ(バーカ)くらいである。


かつては組合が教員を守ろうとしたが、今は猫のようにおとなしくなっている。

中学の授業は、荒れに荒れている。授業に不真面目で、他の子供の勉強の邪魔ばかりする生徒が、わんさかいる。
そんな生徒に向かって、「馬鹿やろう、出て行け」と怒鳴りたいところだが、それができない。そんなことを言うと、まってましたとばかりに、教育事務所の職員が駆け込んできて、その教員をやっつける。なんとも頼もしい。
教員は、そんな危険を冒してまで、できない坊主を、真剣に叱るだろうか。指導するだろうか。

するわけがない。彼ら彼女らにも生活がある。

中学校が沈滞する原因は、世間が教員を大切にしないことにも、原因がある。