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ぱるるの教育批評

教育、受験、学校その他あれこれ (サブ倉庫)

校門を閉じておけ。家庭には家庭の、学校には学校の事情がある。

物わかりのいい親たち


何にでも言えることだが、どんなに難しい事態になっても、必ずいくつかの処方箋は見つかるものだ。その処方箋を間違わなければ乗り切ることができる。


とはいえ、理屈では分かっていても、実際には、なかなか難しい。
子どもの学校生活は、保護者の精神の安定が影響する。


かつて、家庭の問題が、児童を通じて教室に持ち込まれたことがあった。落ち着いていない家庭の子供は、行動に悪い影響が出る。大人も同じである。
学校のことは学校に、家庭でのことは家庭に、責任がある。その分別を持っていないと、各々の立場があやふやになる。


子供の家庭の問題に、首を突っ込みたがる教員が増えた時期があった。テレビの通俗番組の影響である。
学校に、婦人会よろしく、出たがる親も増えた。暇な主婦が増えたのである。


これは喜ぶべきか、悲しむべきか。
教員の守備範囲は、学校内に限る。教員が、子供の家庭生活の云々を述べる義務もなければ、その権利もない。


いわゆる熱血派の教員には、納得できないことかもしれない。
しかし、児童生徒の家庭生活に教員が関係して、その中で、涙あり笑いありのドラマを展開するのはテレビ番組だけでいい。現実には望ましいことではない。


家庭には、家庭の事情があるのだから、教員が、独りよがりの正義風をふかし、自己満足にひたって、学校外での子どもの生活に立ち入るのは、失礼でもあり、僭越といえるだろう。


開かれた学校という一見調子のよいことばに、危惧を感じるものである。冷蔵庫のドアであるまいに。


地域の住民が、少年野球やバレーボールの指導をしたり、学校のグランドでソフトボールに興じたりすることは、それはそれでよい。しかし、それ以上の何ものでもないことは知っておいたほうがいいだろう。

学校の門は、子供の下校までは、固く閉じている方がよいのである。